「React.js&Next.js 超入門」 書評
みなさんこんにちは、kuwana-kbです。
最近、ありがたいことに退職に伴う送別会や結婚式の二次会幹事といったイベントで私生活が充実しておりまして、書評を書く時間がありませんでした(言い訳) 色々と落ち着いてきたので書評を書きたいと思います。
今回は、業務でReact.jsを使う機会がありましてReactに入門しました。学習は「React.js&Next.js 超入門」という書籍で行いました。こちらの書評をしていきます。
- 作者: 掌田津耶乃
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2019/03/08
- メディア: 単行本
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ざっくりと2行でいうと
- React.jsの基礎がわかりやすく解説されている
- Next.jsやfirebaseといった応用に対応していて◎
この本の紹介
本書はJavaScriptとのフレームワークであるReact.jsとNext.jsの入門書です。 Reactの入門書はそこそこ目にしますが、ReactとNextの両方が解説されている書籍は結構珍しいのではないでしょうか。 対象読者としては、JavaScriptの基礎を押さえている方でReactに入門したい方向けといえます。 Nextはおまけ程度と考えた方が良いです。(後述します)
本書の全体像を示すため、目次を以下に引用します。
- Reactを準備しよう
- JSXをマスターしよう
- コンポーネントをマスターしよう
- Reduxで値を管理しよう
- Next.jsでReactをパワーアップしよう
- Firebaseでデータベースを使おう Ap. Javascriptオブジェクト超入門
この本の2つのポイント
1. Reactの基礎がわかりやすく解説されている
本書はサンプルコードを用いて自分でガリガリ書いていく本です。細かな言語仕様を1つずつ解説していくタイプではなく、大枠を理解してとりあえず動かせるようになろうといったタイプといえると思います。
解説は口語体で書かれていて読みやすかったです。スイスイ進められました。
特によかったのは、覚えるべき優先度を随時書いてくれていた点です。具体的には「これは何回も書くことになるから今は忘れていい。この章ではコレとコレだけは覚えておいてほしい」といった具合です。フレームワークへの入門は、新しい概念や仕様が一度にたくさん出てきて混乱してしまうのですが、本書では優先度の記載があったため混乱せずに済みました。
また、おまけとして「JavaScriptオブジェクト超入門」と題して、JavaScriptの復習ができるページも用意されていました。久しぶりJSに触れる方にとっては嬉しいと思います。私も念の為おまけのページを読んでから、本文を読み始めました。
2. Next.jsやfirebaseといった応用に対応していて◎
本書の特徴として、ReactだけでなくNext.jsの解説もされている点が挙げられます。内容としては、Nextの仕様の解説というよりは、Nextを用いた実践的な解説がメインです。例えば、Next × Reduxといったプラグインの組み合わせの解説やそれらを用いたサンプルアプリケーションの実装などです。これらの内容が60ページほど収録されています。React入門者がNextで何ができるかざっくり理解するには良いと思うのですが、Nextをメインを学びたいという方には少し内容が薄いかもしれません。
以下はReduxを用いたメモ帳アプリです
また、firebaseを用いたアプリケーションの実装方法についても収録されています。こちらもコンポーネントの使い方とサンプルアプリケーションの実装を知ることができます。
なお、サンプルコードのデータは秀和システムさんのサポートページからダウンロードできます。学習で詰まった際に活用しましょう。
まとめ
以上が「React.js&Next.js 超入門」の書評でした。
前回のVue.jsの書評以降、jsフレームワークへの苦手意識が少々あったのですが、本書は初心者への配慮がされていたおかげか、スラスラと読みすすめることができました。 サンプルコードも多く、自分の手でアプリケーションを作れたので楽しかったです。
これからReactに入門する方におすすめできる書籍だと感じました。
- 作者: 掌田津耶乃
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2019/03/08
- メディア: 単行本
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